ピアノ教本まとめ

冗長になりそうなので、本をこちらにまとめてみた

入門編

基礎練習

  バーナムピアノテクニック(導入書)
  バーナムピアノテクニック(1)

ひとつひとつの課題がシンプルで短いので、進めやすい。
本も薄くて達成感もある。
2は、1に比べて少し課題が長めでちょっと飽きそうだったので躊躇。


  バーナムピアノ テクニック 全調の練習 [改訂版]

難易度的に、手を付けるのは、1をある程度やってからのほうが良さそう。
順にこなそうとするとさすがに単調で嫌になるので、ランダムに主に長調を。
黒鍵が混ざると高さのせいでタッチの感覚が変わるので、これも良いトレーニングになる。
上のテクニック1の周回と並行して、気分で使い分け。


練習曲タイプ

  はじめから1人で学べる 大人のためのピアノレッスン 上巻 (DVD付)
  はじめから1人で学べる 大人のためのピアノレッスン 下巻 (DVD付)

下の大人のためのピアノ教本と迷って、DVD付きのこちらにしたがDVDは・・・
なんとも憂鬱な気分になり、見たいという意欲を掻き立てられない。

独習を意識した本なので一つの曲を段階を踏んで練習する構成になっている。
上巻は易しい。
下巻は、レベルアップの度合いが大きくなり、2つ目の課題曲、ハンガリア舞曲で足止めをくらう。
左手スタッカートに右手16分音符多めなど、いきなり飛躍し過ぎと思う。
頑張って練習するよりも、違う教本やりながらときどきチャレンジする方向のほうが良いと考え、
ここで一旦離脱。

本が高かったし勿体無いのでやってきたけれど、今選ぶなら、
トンプソン 現代ピアノ教本 か ブラインドタッチで弾ける~ で始めたと思う。
ピアノを弾く上での基本の姿勢などは別の本で学べるし、DVDは前述のようにあまり見ない。
よほどセンスがない限り地力が追いつかず、結局別の本で基礎をやることになる気がする。

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追記:
トンプソン1を終えたのち、ハンガリア舞曲から再開。
ここでようやく練習できるレベルになった感じ。
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ということで新たな本を物色。

トンプソン 現代ピアノ教本 1.2
バスティン おとなのピアノ教本 上下

トンプソンの開いた印象は、独習ではあまり使いやすそうではなかったけれど、
後に繋がる基礎としてやっておいた方が良い気がする。
YouTubeでみつけた練習曲の演奏を聴いてみると、曲の良さを感じる。
バスティンはCD付きが有り、独習でもいけそうらしい?が、本屋にないので中身を確認できない。


アメリカでFaberの教本が絶賛されていたので、興味が湧いてそちらを先に注文してみた。
近年あちらではAlfred、Bastien、Faberという新しめのメソッドが初級の主流になっているらしい。
何故だかまだ日本ではFaberは洋書でしか手に入らない。

Adult Piano Adventures: All-in-one Lesson Book 1, a Comprehensive Piano Course

180ページと結構分厚い。
ピアノだけでなく楽器初心者にも対応している構成で、基本的な事柄から解説と練習がある。
そのそこそこ丁寧な解説は当然英語でドレミもABC。
また大人向けということだからか、他の教本とは少しアプローチの仕方が異なるので戸惑う。
ざっくり言うとテクニックより表現重視な感じ。
練習曲は総じて易しめだが、強弱やペダルなど表現記号が入っているし、結構長かったりする。
それ故、お手本がないと良いかどうかの判断が自分ではつきにくい。(CD付きもある模様)
かと言って、とりあえず表現力は後回しなどという考えだと、この教本の価値がなさそう。
運指の訓練としては物足りないことと相まって、成長の度合いに確信が持てない。
なので先生についてもらって使ったほうが良い教本のように思う。
本の後半はコードサウンドを軸にしたトレーニングに入る。スケールも。
クラッシック方面はほどほどで、早くポップス等の曲を弾けるようになりたい人向けか。
Book2もあるが、とりあえず1で打ち止め。


トンプソン 現代ピアノ教本(1)、(2)

これは好きかも。
曲が良いし、よく練られている。
やっていて、トレーニングの効果を実感しやすい。
結局これとバーナムテクニックの組み合わせが自分には良かった。
ただ基本的な事(楽譜や音符、記号など)について少しは知っていることが前提のようで、
いきなり両手弾きの譜面から始まる。
なので、別の教本で一番最初の導入のところを少しやってからの方が良さそう。
欠点は指番号を丁寧に振りすぎなところ。
このレベルだとポジションがほぼ決まっているので、指番号が目に入るとそれで弾けてしまう。
なので読譜の練習にならないのがもったいない。
念のためCD付きにしたので英語版。
それでも国内のCDなしよりも安かった。
ただ、CDは余計なアンサンブルが入ってて、これがピアノの音を聴くのに邪魔。


その他の、候補にあがった教本

  おとなのためのピアノ教本(1) :未

構成や曲はとても良さそうだったのだけれど、独学するには情報が少なすぎると感じたので、
購入に至らなかった。

  ブラインドタッチで弾ける おとなのための楽しいピアノスタディ(1) :未

本屋で開いた時の印象が良かった。


運指

  無理のない指のトレーニングのために大人からはじめるハノンピアノ教本

良い具合に簡略化されまとまっているので取り組みやすい。
20番までしかないことに買ったあとで気づいた。
なので順にガッツリこなしていくことはせず、ある程度指が慣れてきたら他へ移る予定。


  リトルピシュナ 48の基礎練習曲集(60の指練習への導入) 解説付 (zen-on piano library)

ピアニスト養成ギブスのような、修行のような。
練習者への媚は全くない。
ただただ黙々と取り組むのみ。
譜面が難しいわけでなく、パターンも単純だが、効きます。
バーナムの全調ぐらいを先にこなしておくと移調の譜読みに労力を使わなくて済む。
そうは言っても、トンプソン1終了レベルな今の自分だと、
小節をまたいで(調が変わる)スムーズには弾けないし、
メトロノームに合わせて課題をひとつこなすとその日の練習エネルギーをそれで使い果たす感じ。
意識の分散が要求される。
そこそこさらっと弾けるレベルの人が基礎固めにやる方が時間効率は良いかも??


ピアノの基本を学ぶ

独学なので、ここは大事にした。
いろいろな意見があるので多めに当ってバランスを取る。

  ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと

これは昔から持っていた。
身体の構造が自分のイメージとは随分異なっていることがわかる。
ピアニストでなくても勉強になる。

  からだで変わるピアノ

これはその前の本(ピアニストなら~)と共通点があり、合わせて読むと良い。

  ピアノがうまくなるにはワケがある: 努力よりコツ!

ここまでの3冊はとても役立っている。

その他

  ピアニストへの基礎―ピアノの詩人になるために

本で読むだけではなかなか理解が難しいところがある。


  本当に役立つ!ピアノ練習法74 17人の指導者が実践する最強のトレーニング (CD付き)

評判が良かったので中を見ないで購入したが、いらなかったかも。


  ピアノ奏法―音楽を表現する喜び :未

まだ技術的な内容が理解できそうになかったため見送り。


バリエーション

  ブルースを始めたいピアノストのための やさしいブルース・ピアノ

  Improvising Blues Piano (Schott Educational Publications)

届いたときに分厚くて驚く。解説は英語。
とても良い。取っ付き易い構成になっていて、この系統ではこればかり開いている。
現在のレベルでは簡単には前に進めないが、クラッシック系とパターンが異なるので、
刺激になるし、気分転換にもなる。

  ブルースハノン~ブルースピアノ奏法とその練習~

  ジャズピアノテクニカルメソッド ジャズの練習 ビギナー編 :未
  キャサリンロリン ジャズ!ジャズ!ジャズ! :未


目標

  J.S.バッハインヴェンションとシンフォニア 全音ピアノライブラリー

  久石譲 ENCORE -オリジナルエディション-

  ピアノソロ これなら弾ける!! ジャズ・ピアノ